豊橋・のんほいパークにアジアゾウ3頭来園

ゾウさんニュース

こんにちは!ゾウブロガーです。
2021.5.20、豊橋・のんほいパークにアジアゾウが3頭来園しました。本記事では、現時点での経過をまとめてお伝えします。

5月19日より、アジアゾウの雄1頭と雌2頭を新たに当園へ迎えることになりました。

公開はゾウが当園の環境に順応し次第となります。

しばらく時間を要しますが、温かい目でお待ちください。

※導入に伴い、ゾウ放飼場の一部など閉鎖されるエリアがありますので、ご承知おきください。

 

◆来園したアジアゾウについて

〇導入個体3頭(マイソール動物園生れ)

・オス 10歳(2011年3月10日生れ)

・メス 10歳(2011年2月22日生れ)

・メス  5歳(2015年6月16日生れ)

 

◆導入前の当園飼育状況

雄1頭 ダーナ(50歳)

雌2頭 アーシャー(44歳)、チャメリー(29歳)

※今回の導入個体を入れて計6頭となります。

引用元 のんほいパーク お知らせ アジアゾウの新規導入について

2021.5.20には搬入されたようで、その元気そうなこと!詳しくはこちらの、のんほいパークの記事をご参照ください。

新規導入したアジアゾウの搬入について

2021.5.26には、飼育方針が発表されました。

希少動物であるアジアゾウの飼育を進めるにあたり、皆さんに園としての方針を知っていただけるよう、目的・飼育条件・飼育方法・将来像などを明記した「豊橋総合動植物公園におけるアジアゾウの飼育方針」を策定しました。

『豊橋総合動植物公園におけるアジアゾウの飼育方針』

方針に沿った一貫性のある取り組みを今後も継続し、飼育動物の福祉向上や、保全および調査研究を進めます。

のんほいパーク アジアゾウ飼育方針を策定しました

ゾウがおかれている環境のこと、飼育方法、未来のことなどが書かれており、動物園の在り方や求められる責任などが具体的にまとまっている内容です。

2021.5.29からは、のんほいパークよりゾウ3頭の近況報告が発信されています。

5月 19 日にのんほいパークに到着したアジアゾウ3頭は現在検疫期間中のため公開 が 出来 ていませんが 、 健康状態は良好です。

到着直後は寝室を分けていましたが、現在は3 頭同じ部屋で 過ごしています。

日中は、外に出て生えている草を むしったり 、砂浴びをしたりリラックスした様子で過ごしています。 食欲も旺盛で、餌を残さず食べています。インドで食べていたサトウキビやココナッツも好きですが、のんほいパーク 来てから 与えた竹 やサツマイモ もお気に入りのようです。 3 頭はとても仲が良く、 鼻を絡めたり、重低音で挨拶を交わすなど ゾウ同士のコミュニケーション も見られます。

まだ、1 週間程度ですが、これまでに分かってきた 3 頭について紹介します。

ドローナ
2011 年 3 月 10 日生れ( 10 歳) オス

大人しく、素直な様子。 バヴァーニから時々ちょっかいを出されるが軽くあしらう。

好き嫌いなく何でも食べる。 3 頭の中で一番よく食べる。

チャンパカ
2011年 2 月 22 日生れ( 10 歳) メス

頭がよく、少しずつ進めているトレーニングを一番進めている。ココナッツが好き。

ニンジンはあまり得意ではない様子。


バヴァーニ
2015年 6 月 16 日生れ( 5 歳) メス
まだ幼くやんちゃなところがあるが、チャンパカについて回りチャンパカを慕っている。鼻を使うことがまだ未熟で不器用。
ニンジンが苦手。穀物を蒸して作った特製団子が好物。

のんほいパーク 2021.5.29 アジアゾウ 3 頭の近況報告 ~その 1

メスのバヴァーニ・チャンパカがそれぞれにんじん嫌いなのが、そこ共通するんだ!と興味深く思いました。

2021.6.4時点では、トレーニングができるようになったと発信がありました。

5月19日にのんほいパークに到着したアジアゾウ3頭は現在も検疫期間中ですが健康チェックや検査は順調に進んでおり、予定通り6月下旬頃には検疫を終えることが出来そうです。

3頭が一緒にいると、遊びながら興奮して時々トランペットの様な鳴き声を上げます。鳴き声は大きくゾウ舎周辺に響き渡っています。

3頭が今、取り組んでいることはターゲットトレーニングです。のんほいパークでは「準間接飼育」でゾウの飼育(健康管理)を行っているため、3頭もトレーニングの動作などを覚える必要があります。今週、順調にトレーニングを進めることができたのはドローナ(オス、10歳)で、号令に従って柵の窓から足を出すことができるようになりました。チャンパカ(メス、10歳)は先週まで順調でしたが、今週は少し混乱してしまう様子が見られたため、一つ前のメニューに戻してトレーニングを行っています。この様に進んでは戻ってを繰り返しながら少しずつ毎日の健康管理に必要な動作を覚えていきます。バヴァーニ(メス、5歳)はまだ幼く、トレーニングが楽しすぎて興奮してしまうことが少なくありません。トレーニングは楽しく行うことが基本ですが、時間をかけて理解できるように少しずつ進めていく予定です。

のんほいパーク 2021.6.4 アジアゾウ3頭の近況報告 ~その2~ トレーニングが出来るようになりました

5 月 19 日にアジアゾウ3頭がのんほいパークにやって来て、まもなく 1 ヶ月になります。この間、各種検査や健康チェックなどを行い、6 月18日(金)に無事に検疫を終えることが出来ました。

検疫中の検査では3頭ともに問題はなく、健康であることが確認出来ました。また、期間中は以前からいるダーナ、アーシャー、チャメリーの 3 頭とは完全に隔離する必要がありましたが、今後は同居に向けて相性の確認などを少しずつ進めていく予定です。また、広い放飼場やプールにも出ることが出来るようにもなりま

す。定期的に石拾いを行っていますが、広い放飼場には小石がまだまだ残っているため、トレーニングによる四肢のチェックとケアが欠かせなくなります。3 頭は順調トレーニングのメニューを進めていますが、四肢のケアが出来るようになったら大放飼場に出る練習も始める予定です。同居やトレーニングなどを慎重に進めなければいけないことがまだありますが、公開に向けて順調に進めています。

ドローナ

トレーニングは順調。後肢もしっかり柵から出せるようになる。

最近はチャンパカとバヴァーニに対して、強気に出ることが多くなる。けど、1 頭になるとすぐに寂しくなってしまう様子。

チャンパカ

トレーニングは 3 頭の中でやや遅れがち。後肢がまだしっかりと柵から出すことが出来ない。来園当初は 3頭の中で一番飲み込みが早そうだったが、スランプか?

バヴァーニ

相変わらずのマイペース。意外にもトレーニングは進んでいて後肢をしっかり出せるようになりつつある。

のんほいパーク 2021.6.18 アジアゾウ3頭の近況報告 ~その3~ 3頭の検疫が終わりました!

3頭それぞれトレーニングの慣れにも個性がうかがえます。

コロナ禍のこのご時世、はるばるインドから来てくれた3頭が、のんほいパークで幸せに暮らせますように!

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