『ラオス 象を織る国』展を鑑賞して

イベントレポ

8/24-8/27まで、京都府長岡京市中央生涯学習センター ギャラリーで開催されている、『ラオス 象を織る国』展を鑑賞してきました。

主催の島崎沙椰さんは現在東京藝術大学で学ばれており、大学の派遣プログラムの一環として今年2018年1~3月にラオスに渡航されていたそうです。象という生き物を通して、これまで遠く感じていたラオスについて考える機会となりました。
詳しいプロフィールと展示の趣旨については、以下のご本人のツイートもご覧くださいね。

実際の展示の様子です。

入口
受付ではかわいいぬいぐるみのゾウさんたちがお出迎えしてくれました。
島崎さんが描かれた絵です。展示されているすべての絵にゾウをはじめとする生き物が描かれていました。
写真で見るよりも実物の油絵はずっとオーラがあり、圧倒されました。
島崎さんは「夢」をモチーフに油絵を描かれており、色遣いやタッチから温かみを感じました。
絵のそばではアニメーションが流れていました。
島崎さんがラオス滞在中、ラオス国立美術学校の協力のもと、美術を学ぶラオスの学生たちにゾウを描いていただき、集まったイメージを一枚につなげた作品です。一つ一つ異なるゾウたちで、人によってこんなにも感じ方が違うのか…と興味深く鑑賞しました。
島崎さんがラオス滞在中に撮影された映像作品も流れていました。ルアンババーンのエレファントキャンプ、象の街サイヤブリでの象祭り、シェンクワンのモン族の村で撮影された映像です。なかなか知ることのできないラオスの様子を、ゾウを通じて知ることができました。

ラオスはゾウ使いの免許が取れるらしい、ということは知っていたのですが、実際にどんな国なのか知る機会がなかなか無かったため、この展示に伺うことで学ぶきっかけとなりました。
人と自然とゾウが共存する環境は絶妙なバランスで成り立っているということ、ラオスでゾウが於かれている環境など、考えさせられることが多かったです。

京都市動物園ではラオスから来たゾウが四頭飼育されていますし、これも何かのご縁と思い今後もラオスとラオスのゾウたちに思いを寄せていきたいです。

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